行正り香 オフィシャルサイト | FOOD/DAYS

具だくさんパエリア

料理は味だけでなく、見た目も大切です。
見た目が華やかだと、非日常な気分になるからです。

もう一つ大切なものはサイズ。
少しずつ盛りつけて出すよりも大きな鍋を両手でテーブルに持って来た方が華やかだからです。

ちなみに私はパエリア鍋で調理はせずに、「器」として使っています。ふっくらしたお米を炊くには、フタ付きの深めのフライパンや鋳物鍋、浅型無水鍋がおすすめです。

野菜やシーフード、鶏肉、ごはんなど、食材がいろいろ入っていて栄養バランスのよいパエリア。パエリア鍋より、フライパンで作る方がおいしい。ビールの苦みを加えることで、味に深みが出ます。

おいしいパエリアを作るのに大切なことは、お米を研がないこと。

水分を一度吸ってしまったお米は、パスタのようなアルデンテ感を残すことが難しくなります。

反対にもっとやわらかく仕上げたいときは、蓋をして蒸らせばよいので、まずはお米を研がずに作ってみましょう。

具だくさんパエリア

Serves: 4人分

材料
  • *多めに作って翌日もいただく

  • ○ 鶏もも肉[角切り] ― 300g
  • ○ 粗塩[鶏もも肉用] ― 小さじ1.5
  • ○ あさり ― 250g
  • ○ ウインナー[斜め切り] ― 6本
  • ○ 玉ねぎ[粗みじん] ― 小1個
  • ○ にんにく[薄切り] ― 2かけ
  • ○ いんげん[斜め切り] ― 16本
  • ○ 米[研がない] ― 2カップ
  • ○ 水 ― 1カップ
  • ○ オリーブオイル ― 大さじ6
  • ○ コンソメ ― 1袋
  • ○ ビール or 発泡酒 ― 1カップ
  • ○ 黄色い食紅 ― 小さじ1/6
  • ┗ or サフラン ― 適宜
  • ○ こしょう ― 適宜

  • 《仕上げ用》
  • ○ ミディトマト[7mm角切り] ― 1個
  • ○ (レモンの皮)[千切り] ― 少々
  • ○ (唐辛子) ― 少々
  • ○ (レモン汁) ― 少々

つくり方
  1. * あさりは砂抜きをしておく。塩水(分量外)と一緒にボウルに入れ、ふたをして暗くすると砂をはく。
  2. ? 鶏肉には粗塩をまぶしておく。
  3. ? 厚手の鍋か深めのフライパンを中火で熱し、オリーブオイルを入れて鶏肉を焼く。
  4. ? 6?7分ほど焼き、皮面がキツネ色になったら弱火にし、玉ねぎを加えて炒める。
  5. ? 玉ねぎに色がついてきたら、にんにくと米を入れ、米が透き通ってくるまで全体を炒める。
  6. ? 仕上げ用以外のすべての材料を鍋に入れ、ふたをして沸騰するまで強火にかける。
  7. ? 沸騰したら、火をごくごく弱火にして13?15分蒸す。
  8. * やわらかめが好みなら、さらに5?10分ほど火を止めて蒸らす。
  9. ? 器に盛りつけ、レモンの皮とトマトを散らせば出来上がり。お好みで唐辛子とレモン汁をかけていただく。
 

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行正 り香

福岡生まれ。広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍。2007年に、広告代理店を退社。著書に、「だれか来る日のメニュー」、「おうちに帰って、ごはんにしよう。」「19時から作るごはん」など39冊がある。中国語版、韓国語版にも翻訳済。NHKワールドでは「Dining with the Chef」のホストを務め、世界に向けて日本料理をプロモートしている。

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