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5月おすすめワイン

5月おすすめワイン


いつも今頃になると、旅の計画を立てるのですが、今年もなかなかそれは実現しそうにありません。なので頭の中で旅を思い出してみたいと思います。今月はフランスワイン特集ですので、フランスでの思い出を。ブルゴーニュ、ニース、バスク、ボルドー、カンヌなどいろんなところに行き、いろんな思い出ができましたが、最も記憶に残っているのは、アヴィニョンでのチーズ事件です。仕事で行っていたのですが、ロケに来たみなさんが、食後のチーズまではいらないとおっしゃいます。余ってしまったチーズを見て、私は「こんなに美味しいチーズは、もう一生食べられないかもしれない」と思ってしまいました。(それくらい美味しかったんです)そしてみなさんが残したチーズを、ありがたく頂戴したのですが、、、、夜中、、、、苦しくて苦しくて。人生で初めて救急車を呼ばないといけないかも、と思ったほどでした。太田胃酸やいろんな薬を飲んだのですが、その次の日からは二日酔いとは比べ物にならないチーズ酔い。回復するのに数日かかりました。その後、娘たちの出産も含め痛い思いはしましたが、、、このチーズ事件に勝る苦しさは、まだ味わっておりません。何事もそうですが、比較する苦しいことを体験するというのは、悪いことではありません。「痛い、辛い、もう歩けいない、だけどあの時よりはまだましだ」と思うことができれば、なんとかその瞬間をやり過ごすことができます(笑)。そしてどんな食べ物も、食べすぎたらだめなんだ、ということを学べば、次からは美味しくチーズとワインを楽しむことができます。 あんなに苦しい目に合いましたが、やっぱりチーズは大好きです。今回のような軽めのセレクションならば、あまりクリーミーなものではなく、コンテや、こちらはスイスのチーズですが、テット・ド・モワンヌと呼ばれる薄く削いでいただくチーズもおすすめです。

本日の白と合わせていただきたいレシピ、最後にのせています。ぜひ、お試しを。

1. クレマン・ド・ブルゴーニュ デリアンス フランス

甘い果実味溢れる、フローラルなクレマン。シャンパンと同じような、心地よい味わいです。リフレッシュ感に満ちていて、アペリティフとしても、さっぱりした魚料理の食中酒としてもおすすめです!

希望小売価格 3000円

2. ドメーヌ・テール・ブランシュ アルシミー フランス

一歩間違えると酸っぱくなるフランスのソーヴィニヨン・ブランですが、こちらは華やかさを感じる、バランスのよい味わいです。ちなみに「アルシミー」とは、『錬金術』を意味する言葉だとか。ただの金属を金にしてしまうような魔法を、この品種のぶどうにかけたのですね。素敵な名前です。

希望小売価格 2600円

3. シャトー・レ・ヴァロンティーン ミス・ヴァロンティーン フランス

なんと心が華やぐワインです。見た目もエレガントで美しいのですが、味わいも同じくエレガント。桃のような軽やかな香りだけど、味わいはちょっぴり辛口のロゼ。食前酒に、そしてサーモンや帆立とも合わせると美味しい、夏の万能選手です。

希望小売価格 2500円

4. デュパキエ  ブルゴーニュ・ピノ・ノワール フランス

優しく軽やか、上品なスタイルのブルゴーニュ赤です。抜栓した直後から軽やかにいただけますが、時間が経つと果実味が強くなり、開けた瞬間、1時間後で違う料理を楽しめるような1本です。

希望小売価格 3000円

https://firadis.net/item/78.html

 

帆立貝柱とアスパラガスのフライ

材料(4人分)

帆立貝柱 250g

アスパラガス1束

小麦粉 1/2カップ

卵 1個

パン粉 1カップ

オリーブオイル (普通の植物油でもよい)

塩 小さじ1/

こしょう適宜

作り方

  1. 小麦粉、パン粉を別々のボールかビニールに入れ、卵も別のボールで溶いておく。ほたて貝柱に塩、こしょうをしてから、小麦粉をつける。
  2. 1に小麦粉をはたき、次に卵、そしてパン粉の順番で付ける。
  3. オリーブオイル を小さめの鍋に入れて(深さは三センチもあればよい)中温に熱してきつね色になるまで揚げる。

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行正 り香

行正 り香

福岡生まれ。広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍。2007年に、広告代理店を退社。著書に、「だれか来る日のメニュー」、「おうちに帰って、ごはんにしよう。」「19時から作るごはん」など39冊がある。中国語版、韓国語版にも翻訳済。NHKワールドでは「Dining with the Chef」のホストを務め、世界に向けて日本料理をプロモートしている。

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