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スパークリングワインについて

スパークリングワインについて


 

スパークリングワインは、すばらしき飲み物です。きめ細やかな泡、刺激的な喉越し、読めないラベルのエキゾチックさも手伝って、私たちを魅惑的な世界へと連れていってくれます。食前酒に合う超辛口のエクストラ・ブリュット、辛口のブリュット、中辛口エキストラ・セックがありますが、一番好きなブリュットから選ぶならば、シャンパンならば、風味豊かなルイ・ロデレール、食事と合わせても存在感あるテタンジュ、誰もが喜ぶアンリオ、ふっくらとしたアヤラ、品格のあるボランジェ、コクのあるガティノアなど大好きです。ただ料理をいくつか作って、何本も飲みたい時には大きな出費です。というわけで選ぶ時の基準となるぶどう品種とタイプのこと、そしてシャンパーニュ以外のすばらしき産地をさぐっていきましょう。

<スパークリングワインの味を決める白赤品種と白赤比率>

シャンパンやスパークリングワインは、白ぶどうと赤ぶどうから作られます。白だけ、赤だけで作ることもあるし、ミックスして作られることもあります。白ぶどうで代表的なものはシャルドネ、グレラ(もとはプロセッコ)、マカベオ、赤ぶどうで代表的なものはピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。白ぶどうだけで作ったスパークリングは「ブラン・ド・ブラン」(白の白)、赤ぶどうだけで作ったスパークリングは「ブラン・ド・ノワール」(白の赤)と呼ばれます。この違いを一言でいうと、「軽さ」「重さ」です。多くのスパークリングは二つをミックスされて作りますが、シャルドネ比率が高ければ軽いブラン・ド・ブラン風のスパークリングに、ピノ・ノワール比率が高ければ、重くてコクのあるブラン・ド・ノワール風のスパークリングになります。私が「好きだ」といったシャンパンのなかでガティノアとボランジェ以外は、白、赤ぶどうの比率はだいたい4:6。ガティノアとボランジェは赤ぶどうのピノ・ノワールが高くなっていて、よってコクと重さのある味わいとなります。だから女子会で軽めのスパークリングを飲みたいな、と思ったならば、白、赤比率が5:5のポメリーなどがおすすめ。あとは比率さえ調べれば、どこの国のスパークリングでも味の想像ができるようになるので、買って後悔することは少なくなります。例えばイタリア産で好きなものにカデル・ボスコ、とフォルゲッティーナというものがありますが、白赤比率は両方ともに、大体8:2。シャンパンのボランジェよりも口当たり軽く、すっきりした味わいとなるのです。ちなみにイタリアのヴェネト州で作られるプロセッコも白ぶどうだけで作られるので、重いか軽いか、と聞かれたら、そんなに重いものはない、と言うことはできるのです。

なーんてことを、こちらの本で綴っております。年末にお時間ありましたら、ぜひ。

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行正 り香

行正 り香

福岡生まれ。広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍。2007年に、広告代理店を退社。著書に、「だれか来る日のメニュー」、「おうちに帰って、ごはんにしよう。」「19時から作るごはん」など39冊がある。中国語版、韓国語版にも翻訳済。NHKワールドでは「Dining with the Chef」のホストを務め、世界に向けて日本料理をプロモートしている。

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