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2月おすすめワイン

2月おすすめワイン

みなさま、お元気ですか?いよいよオリンピックの年ですね。私、こまめに応募しているのに、全くチケット当たらず(笑)。オリンピック選手村の近くにいるので、うろついて「オリンピック感」を楽しむしかなさそうです。でも昨年のラグビー同様、世界中からいろんな人が日本に来てくれて、自分たちの国を知ってもらえるのは素敵なことだな!と思っています。日本にずっと住んでいると、外国の方が自由で素敵だな、センスがいいなと思うかもしれませんが、私は「日本は素敵な国だな、豊かな国だな。こんな国に生まれてきて、ラッキだーな。もっと素敵な部分、知ってもらいたい〜!」と思っています。日本は改善すべき問題はたくさんあるのだけど、まだまだ暮らしやすい国です。先日アメリカ人の友人と話をしていたら「保育園に預けるだけで1月最低20万、救急車を呼べば10万、私立大学は年間500万くらいかかるわよ。この間は高校に銃をもった男が立て込んだから、もう大変。」とのこと。問題のスケールが、違うのではないかな?と感じてしまいました。日本はよい意味でも、そうでない意味でも、島国です。島国だから世界から遅れることもあるし、自由も効かないし、鈍感になることもあります。でも良いところが、それなりに残されていることは、島国のおかげかもしれません。

日本人の特徴として「極める」というものがあると思います。島国でいろいろとトライできないから、細やかなことを掘り下げるのが得意な人が増えたのかもしれません。お茶にしても、料理にしても、そしてワインの輸入業においても、「極める」という行動は実践されていることではないかな?と感じます。なぜならば海外で「これは掘り出しものだ、すごい!」と感じるワインに出会っても、調べれば日本に輸入されていることがほとんど。しかも値段もあまり大きく違わない。日本人はフランスにイタリアに、チリにアルゼンチンにと世界中に飛んで、よいワインを掘り出して、値段を交渉してくるのだと思います。でもその「これは良い!」と感じるのは、センスなのかな、と思います。いろんな味を体験し、複雑なものを感じる舌を極めなければ「良い!」と感じるのは難しいのではないかと。毎月紹介させていただいてるワインを買い付けに行っておられるのは、フィラディスの石田さんや五十嵐さんという方々。おいしい一本を飲むたびに、「お〜!これは試飲した瞬間、お二人はニヤっと笑っただろうな」と想像することができます。誰かが極めてくれるおかげで、私たちもおいしいワインを自分の住んでいるところで、のんびり味わうことができます。島国なのに、ありがたいなぁ!

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1.ティエリー・トリオレ  フランス
昨年シャンパーニュ地方に行ってみました。エペルネという可愛い町がありますが、その南部で作られるぶどうで作られた、高級感溢れる素晴らしき一本です。大きなメゾンの同じくらいの値段で選ぶならば、こちらは本当にすばらしき一本。このシャンパンは、何のお供もいりません。ぜひシャンパンだけでお楽しみください。

希望小売価格5390円

2.ドメーヌ・ド・ラ・ドゥナンテ  フランス

ブルゴーニュの白というと、いろんなタイプがあり、好きなものを見つけるのは至難の業です。そんななか、こちらの白は一つのスタンダードを作ってくれるような一本。辛口なだけでなく、フレッシュなだけでもなく、果実味が口に広がり、ほっこりした幸せを味わうことができます。

希望小売価格2750円

 

3.マイケル・デイヴィッド インコグニト アメリカ

お忍びで、という意味のincognito. (携帯のシークレットモードなどもincognite modeなどと言います)あまり教えたくないけど、美味しいのよん、という意味のネーミングでしょうか。とても可愛い。いろんなぶどう品種をブレンドして、重さの中にふくよかさがある、ステーキに合わせたい1本です。

希望小売価格3828円

4. B’causeビコーズ フランス

南フランスのカヴェルネを使って、ワイワイみんなで飲みやすい価格で仕上げた一本。重さより軽さ、渋みより果実味がたって、ちょっ冷やして楽しむのにぴったりです。こちらのラベル、たまたまですが、私の友人がデザインしているそうです。。ラベルに込められたのは、こんな香りを楽しんでね、チェリーやナツメグの香りもするでしょう?どんな理由でもいい、楽しんでというエネルギッシュなイメージ。素敵なデザインです。

希望小売価格1500円

 

本日はB’causeビコーズに合わせて2ミニッツ牛カツをご紹介します。

2分できっかり仕上げることで、ミディアム仕上げのカツが出来上がり。

材料(2人分)

牛のステーキ  1枚 150グラム程度(もも肉ステーキがおすすめ)

市販の味付け塩こしょう  小さじ1/4

薄力粉  大さじ1

卵  1

パン粉  1/3カップ

揚げ油  適宜(少なめでもよい)

しょうゆ  適宜

わさび  適宜

キャベツ  1/8個 千切り

作り方

1 牛ステーキには市販の塩こしょうをしてから、薄力粉、卵、パン粉の順番でつけておく。ステーキは脂身が少ないほうがおいしい。(高級なステーキだと脂っこすぎる)

2 揚げ油を180度に熱し(パン粉を入れたらパッとはじけるのが目安)表裏合わせてきっちり2分揚げる。これ以上揚げると、火が通り過ぎる。赤身を残すのがポイント。しょうゆとわさびを混ぜたものをつけていただく。

 

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行正 り香

福岡生まれ。広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍。2007年に、広告代理店を退社。著書に、「だれか来る日のメニュー」、「おうちに帰って、ごはんにしよう。」「19時から作るごはん」など39冊がある。中国語版、韓国語版にも翻訳済。NHKワールドでは「Dining with the Chef」のホストを務め、世界に向けて日本料理をプロモートしている。

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