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9月おすすめワイン

9月おすすめワイン


みなさま、どんな夏をお過ごしですか?私は7月にフランスに行ってきました。最初はフランス人がセレクトする「美しい小さな村」を訪ねていくつもりでしたが、ワイン好きはどうしても、ワイン畑が見たくなる。というわけで、パリからヴェルサイユを経由して、ブルゴーニュ、そしてシャンパーニュに行ってまいりました。旦那さんが運転して、私がナビをしています。お昼はお互い飲まないようにして、夜、おいしいレストランを見つけ、その近くに宿を見つけ、そして夜にワインを飲むといった旅のサイクルです。

今回一番印象に残ったのは、オスピスデヴォーヌのミュージアムでした。そもそも病気の人たちを助けるために現在ミュージアムとなっている美しい建物を作り、患者さんたちのケアをするために、地元の人に寄付していただいた土地にぶどうを作る。そしてとびきり美味しいワインを作り、利益もきちんと作り、自分の目指した病院を経営していく。なんとすばらしい仕組みを作ったのだろうと、驚きを感じながら、トップクラスとされるブルゴーニュワインのストーリーに感動していました。

ブルゴーニュはまだ涼しかったのですが、パリに到達するとそれはそれは暑く、日本のエアコンになれた体はフリーズ状態となってしまいました。日照時間が長く、エアコンがないので、暑さ倍増。一方日本は、コンビニも地下鉄も涼しい。一瞬和む時間があります。今年は私「暑い、暑い」なんて言いませんでした。

さて、今月のワインはフランスが3本、スペインが1本。(なぜか写真がアップされないので、もう一度試みてみます)大人っぽいセレクションです。実はフランスと日本、あまりワインの値段も変わらないということに気がつきました。だからお土産ワインも買わず、日本で選んで買うことにいたしました。おいしいワインを飲むと、選ぶときの「自分のものさし」ができます。これはリーズナブルなものだけを追い求めていては、なかなかできないものさしです。ぜひみなさまも頒布会にトライして、よいワインのものさしをゲットしてみてくださいね。

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1. カミーユ・エ・ローラン・シャレール シャブリ     フランス
レモンドロップのような爽やかさに、シャブリ特有のスモーキーな印象。フランスらしい“シャブリらしさ”がしっかりと詰まっている一本です。
口に含むと最初は非常にドライな印象を受けますが、そこからシャキッとした酸と豊富なミネラルの存在感が前に出てきます。食前酒からお魚、焼きとりまでいろんな料理に合わせることができます。
希望小売価格3240円

2. ドメーヌ・ヘリング リースリング・レ・オーセンティーク   フランス
涼やか、クールな印象からスタートするリースリングです。穏やかで果実味が十分にあり、軽やかながら芯の通った印象のあるリースリングでした。重さがなく、軽さが特徴です。お寿司にも合いますが、お肉にも合う個性ある一本です。
希望小売価格3240円

3. シャトー・ムーラン・ド・カントローブ フランス
メルロ&カベルネ系はワインの王道ですが、フランスらしいメルロ&カベルネのブレンドです。重さがなく、爽やかに心地よい。まだまだ暑いので抜栓してからしばらく冷蔵庫で冷やしていただくのがおすすめです。私はいつも、夜飲むならばお昼に開けて変化を楽しみます。
希望小売価格3186円

4. ファン・ヒル シルバー・ラベル スペイン
ワイン評論家ロバート・パーカー氏が、この価格帯のワインとしてはあり得ないと評価をした有名な1本です。スペインワインの枠を超え、フレンチやイタリアン、中華にも合う、甘さや重さのバランスが飲む人を驚かせます。力強く、それなのにエレガントさがある特級品です。こちらも私は抜栓して5時間ほど冷蔵庫に入れ、それから温度をもどしていただきます。夏のおいしいワインの飲み方です。希望小売価格3078円
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行正り香セレクト おまかせ定期ワインコース / 月額10,000円 (送料+税込)
*このセットは 9/15 以降となります。

こちら、季節のトマトで作るパスタです。どのワインにも、、、合います。

ぜひお試しを!!

材料(2人分)

大きめの完熟トマト2つ、皮付きのままざく切り

オリーブオイル大さじ3

にんにく1かけ(皮をむいて包丁の裏でつぶすだけでよい)

あればセロリの葉っぱ(香りがよくなります)なくてもよい

塩小さじ1/2

パスタ1.6mmのもの160グラム分

エキストラバージンオイル(パスタ用にお好みで少々)

パセリみじん切り(あれば彩りに)

作り方

1.フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、にんにくから香りが出るようにしばしにんにくを転がす。(多めに作って冷凍するときは鍋に入れる)

2.にんにくがきつね色になったらトマト、セロリの葉っぱ、塩を入れ煮込む。

15-20分ほど。(大量に作るときは30-40分かかる)

3.ソースがトロッとしてきたら出来上がり。煮込まなくてもおいしいが、煮込むと甘みが出る。

4.トマトソースを作っている間にパスタを茹でる。

5.鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を入れ、海水くらいの味にする。茹でているときにパスタ自体に塩気をつけないと、後からソースを絡めてもボーっとした味になる。

6.ゆで上がったらしっかり水を切り、エキストラバージンオイル少々を絡め香りをつける。

7.最後にトマトソースをのせてできあがり。あればパセリやバジルで彩りを。

お好みでペコリーノロマーノかパラメザンチーズをふっても良いが、その場合固まりを削ることをオススメします。フレッシュトマトのおいしさを味わうためにはフレッシュチーズがオススメです。

行正 り香

行正 り香

福岡生まれ。広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍。2007年に、広告代理店を退社。著書に、「だれか来る日のメニュー」、「おうちに帰って、ごはんにしよう。」「19時から作るごはん」など39冊がある。中国語版、韓国語版にも翻訳済。NHKワールドでは「Dining with the Chef」のホストを務め、世界に向けて日本料理をプロモートしている。

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