昨日、京都での講演会にて、心温まるお手紙や、時間をかけて選んでくださったおみやげをいただきました。何度も読みかえしては、ありがたいなぁ、と思ったり、初めて会ったのに、初めてでないような感じがしたり。なんとなく書いて来た事を、深く覚えていてくださっていて、ちょっとびっくりな感動。不思議なんだけど、最近はメールの時代になって、打ち込まれる文字のスタイルも同じようなものになったのに、手書きの文字にすると、その人の気持ちが、ぐっと形になって現れてくる。文字が立体化するという感じかな(笑)。その気持ちを私は、これから宝物として大切にしていきたいと思います。書いてくださったみなさまに、ありがとうのこの気持ちが、届きますよう。
この写真はですね、昨日の講演会で話をしていた「壁と床の色は大事」の続きです。こちら、アビニョンのセザンヌのアトリエにおじゃまさせていただいたときに撮影したもの。2009年だから、もう5年も前。絵や光を取り入れる窓にも感動したのだけど、私が心を動かされたのがグレーの壁。白よりも、何色よりも、「静物」を美しく映し出すんです。南の明るい雰囲気だから合うのかな。日本家屋も昔はまっしろではなく、土色の壁だったり、光を押さえる工夫をしていましたよね。だから金がほどこされた掛け軸や屏風が生きていた。明るさも大事なんだけど、暗さも大事なんだな、とこういう場所を見ると感じます。明るさと暗さは、物に凹凸を作り、複雑な立体にしてくれるんですね。映像にも影がとても大事なんですよー。私は撮影するときはいつも、どこに影を作ろうかな、と考えています。いつかどこかの壁を、こんな風にグレーにしてみたいな。なつかしいな。2009年の夏。
7件のフィードバック
昨日の講演会、会場全体がり香さんに魅力されている空気でいっぱいで、り香さんの素晴らしさを実感できました。
お忙しい中、受け取って下さった手紙へ素敵なコメントを、即アップされていて、ますます素敵な女性だなぁと思いました。
『迷ってる時間が人生で一番無駄!』今日何度か思い出しました(^^)
美しい絵画みたいな写真、見ているとどちらだか判らなくなる、やがてどちらであっても構わなくなる・・・不思議な感覚。
こんばんはりかさん。京都の講演会で最後にサインして頂いたまきこと申します。お会いできて良かったです。
私も母と自由旅行で15年前に南フランスを巡りエクスアンプロヴァンスのセザンヌのアトリエをなんとか探して行ったのでとても懐かしいです。でもアトリエの様子いまでも鮮明に覚えてます。真っ赤な林檎が転がっていてまるで時間が止まってるかのようでした。
それから恋愛適齢期の映画のインテリアは私も大好きです。お話も面白いですがナンシーメイヤーズの作品は共通してインテリアが素敵なのでついつい見返したくなります。
長くなってしまいましたがまたゆっくり京都遊びに来て下さいね(^-^)
り香さん、昨日は貴重なお話をありがとうございました。
最初にサインをお願いしたものです。ご無理を言ったにも関わらず、
優しく対応頂き本当に感謝しております。早速ブログも拝見しました。
お手紙も読んで頂けて本当にしあわせです。ありがとうございました!
迷っている時間が無駄というお話、聞きたいです!私は決断力がなく、迷ってやらず後悔しちゃうタイプなので、、、
り香さん、こんにちは!お久しぶりです。私も、迷ってる時間は無駄!という話ぜひぜひ聞きたいです!ここ最近は、り香さんメニューを作ってます。ローストベジタブル、大豆のチリコンカン、なすのソテー青じそ風味、鶏胸肉のサラダ、アスパラガスのサラダなどなど。特に、ローストベジタブルはよく作ってます。昨日はアスパラ?のドレッシングが残ってたので、北あかりを粉ふき芋にしてそれをかけて食べました。これも良い感じでした。でもまだ残ってるので、次は何に使おうかと考えてます。
ありがとうのお気持ち、届きました!!
手紙で想いを伝えられただけでも、嬉しいのに、お返事があるなんて…。
握手していただいた手の柔らかさとあたたかさが、いつまでも残っています。