これもあれも同じデザイナーの家具であったりすると、実は予定調和的でおもしろくない。
裏切りがないように感じます。
たとえば全体のトーンは洋風なんだけど、和室は残し、琉球畳にする。
その代わり、続きになるカーペットは色あせたときに焼けた琉球畳と同じような色を選ぶ。
そして壁は洋風と同じ壁にする。
こうすれば「つづき感」が生まれたりします。
そんなこんな工夫を重ね、「ここは何風」というスタイルをぎりぎりまで消したとき、おもしろい部屋が生まれるような気がしたりします。
洋服でも、もしかしたら同じかもしれませんね。
自分のスタイルを出していくためには、ブランドそのものを見せる工夫ではなく、むしろブランドのもつ力を借りながら、どこかでそれを消す工夫も必要かもしれません。
そうすることにより、その人独自のスタイルが作り上げられる気がします。
私もがんばらなくっちゃ。
いつも面倒だからとワンピースだわ。
だめだわ。