シャルドネは、世界の至るところで栽培されている白ワインの中では最もポピュラーな品種です。
一般的にはコクや香りに富み、日本酒の大吟醸のようにじっくり楽しむ事ができます。
この品種を言語で例えるならば、世界の公用語である英語のようなものでしょうか。様々な文化・風土に適応しながらも生まれ育ちが違えば全く違う発音、言い回しで遣われ、大きな変化を遂げる品種でもあります。
北カリフォルニアのソノマでワインの醸造家として活躍する友人が「ワイン作りでは一つの枝にどれほどの実をつけさせ、どのタイミングで収穫するかというのも大事だけど、収穫した後にどんな樽で発酵させるかというのも気をつかうポイントだ」と教えてくれました。
シャルドネは、その発酵を何年も使い込んだオーク(カシの一種)の樽で行うか、新しい木の香りがする樽で行うか、はたまたステンレスのタンクで行うかで全く違う個性を発揮するのだそうです。
その実験も一年に一度しかできないものだから「俺の一生なんて短い。失敗しても、来年の収穫まで待たなきゃいけないんだからなあ」と漏らしていたのが印象的です。
寒い季節は、コクのあるシャルドネはとてもおいしい。ぜひトライしてみてくださいね。
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