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8月のおすすめワイン

8月のおすすめワイン


みなさま、暑さまっさかりのですが、お元気でしょうか?私の方は今年は7月にシアトル、9月にデンマークと海外出張が続いているため、8月は「日本の夏」を過ごそうかなと考えております。そして日本にいて夏休み旅行費がかからない分、美味しいワインを飲もうかな、と計画中です。(笑)

おいしいワインが一本あるというのは、食卓にストーリーが生まれることです。ただ単にアルコールを飲むのではなく、ワインの造り手の存在する産地、自然、ぶどうを育てる哲学、ワインを完成していく上での科学、それら全てを文章ではなく、出来上がった1本を口に含み、体で受け止めるということ。日本酒も純米、吟醸など作り方や日本酒の受け止め方で変化して楽しいのだけれど、ワインの面白さは、その変化が半端ないということかもしれません。品種が違って、植える場所が違い、熟成の仕方が変われば味は全く違う。それらを受け止める私たちの抜栓に対する真剣さ(この1本は3時間、これは9時間おいたほうがよいなど)によって、これまた味が全く違う。その変化が、食卓に違うストーリーが生まれるようで、楽しいのです。

フィラディスが選ぶワインにもストーリーがあります。それは選んでいる人たちに、なるだけリーズナブルな金額で、ストーリーのあるワインを選ぼうという哲学があるからだと思います。ある一定のクオリティを保てるのは、造り手だけでなく、選び手の力でもあるのです。

ちなみに私はアメリカの赤は2〜3時間前に。ヨーロッパの赤は、酸味のあるタイプ(ピノやネッビオーロなど)は7〜8時間前に抜栓します。バローロなどのなると、前日に抜栓してふたをして冷蔵庫に放置します。そして室温に戻しながらいただきます。これくらいの時間をかけると、酸味が甘味に変わり、渋みがなくあっていきます。勇気がいる行動ですが(笑)ぜひ、お試しくださいませ。イタリアの友人は私に明日飲みたいワインを選ばせて、前日に抜栓していました。明日のことを今から考えるって、すごいわあと驚いたものです。まさにワインと相談しながら「そろそろ、よろしいでしょうか?」と尋ねるような、そんな気分です。

Enjoy your summer.

 

行正り香セレクト おまかせ定期ワインコース / 月額10,000円 (送料+税込)

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《今月のワインセレクション》

*このセットは 8/15(火)AM9:00 までに入会された方が対象で、お届けは 8/31(木) 頃の予定です。


1.シャトー・スオウ・ブラン

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タイプ:白

産地:フランス / ボルドー
品種:ソーヴィニヨン・ブラン種40%、セミヨン種30%、ミュスカデル種20%、ソーヴィニヨン・グリ種10%

希望小売価格:¥2050(税込)

様々なブドウ品種の個性をバランスよくブレンドするのが、ボルドー地方の白ワイン造り。チリやオーストラリアなどの新世界ではすっかり単一品種の白ワインが主流派ですが、やはり複数のブドウ品種を使用し、いいところ取りをしたのがボルドー白ワインの魅力ですよね。
ブレンドの熟練者、シャトー・スオウには4種類の異なるブドウが使用されています。ソーヴィニヨン・ブラン種、セミヨン種、ミュスカデル種、そして最近はちょっと珍しいソーヴィニヨン・グリ種、、、4品種が自分のいちばんの個性を発揮しつつも、一つの美しい主旋律に収束していく様は、さながら熟練した弦楽四重奏のカルテット。その完璧な調和を追究するブレンドは、醸造家の壮大な想像力に委ねられます。
心地よいバランスに身を任せるもよし、それぞれのブドウ品種のメロディを探すもよし、色々な楽しみ方が出来るワインです。

2.ブルゴーニュ・シャルドネ

 

2タイプ:白
産地:フランス /ブルゴーニュ
品種:シャルドネ種100%

希望小売価格:¥3450(税込)

 

フランス本国では、”ランブロワジー”を始め数々の3つ星レストランが奪い合うダレンのブルゴーニュ。
もともとはワイン販売を生業としていながら、「心から売りたいと思うワインと出会えないから自分で造る」と、ワイン生産を始めたバイタリティ溢れる男が造る1本。フレッシュな洋梨やかりんなどの果実味に、熟成感・ボリューム感たっぷりのふくよかな味わいが品良くまとまっています。
テイスター大越さんはこのワインに、桃とモッツァレラチーズを使った「カプレーゼ」を提案してくれました。トマトで作るカプレーゼが一般的ですが、桃以外にもアボカド、メロン等の食材で作っても美味しい料理です!

 

 

 

3.シャトー・プティ・フレイロン キュヴェ・サラ

3タイプ:赤

産地:フランス/ボルドー

希望小売価格:¥2260(税込)

品種:シャルドネ種100%

ボルドーと言えばカベルネ・ソーヴィニヨン主体・・・というのも今は昔。近年カベルネは栽培期間の長さによる天候リスクが高い上、ワイナリーから出荷をしてお金に換わるまで時間がかかることもあり、安定供給が求められる大量生産の造り手から早くワインを現金化したい小規模生産者(プティシャトー)まで、カベルネ・ソーヴィニヨンよりも早く収穫できるメルロ種の栽培比率を高めているのが現状・・・つまり、「ボルドー伝統のカベルネらしいスタイル」で、しかもお手頃な価格のものに出会うのが難しい、寂しい時代になってしまいました。
そんな中でも頑なにカベルネ・ソーヴィニヨンをメインに使い続ける優良生産者がごく僅かに存在します。この『シャトー・プティ・フレイロン』は、あのシャトー・ラグランジュと同じ系列のオーナーが所有する、歴史の長いプティシャトー。ワインには常に75%以上カベルネ・ソーヴィニヨンを使用し、クオリティの高い伝統スタイルのボルドーを造り続ける生産者です。コクが十分にあって、リッチでまろやか。タンニンによる渋みも締めつけるような厳しさは無く、滑らかに包み込んでくるようです。料理はシンプルな塩胡椒だけで厚めの肉、がお薦めですよ!

 

 

4.ブルゴーニュ・ピノ・ノワール

 

4タイプ:赤

産地:フランス/ブルゴーニュ
品種:ピノ・ノワール

希望小売価格:¥3560(税込)

赤や黒の様々な完熟果実溢れる大らかな香り。濃厚な果実に熟したタンニンが滑らかに溶け込んだリッチなカベルネ・ソーヴィニヨン。ロッソ・ディ・トスカーナがトスカーナのクラシックなテイストを表現した赤ならば、このワインは南トスカーナの暖かな気候で引き出されたカベルネの濃厚な果実によりモダンなキャラクターを備えている。


行正り香セレクト おまかせ定期ワインコース / 月額10,000円 (送料+税込)
希望小売価格 10,290円 + 送料 540円のところを、10,000円に。3370円もお得です。
こちらのワインには「行正り香のワインレシピ」を3つ同封いたします!

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行正 り香

行正 り香

福岡生まれ。広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍。2007年に、広告代理店を退社。著書に、「だれか来る日のメニュー」、「おうちに帰って、ごはんにしよう。」「19時から作るごはん」など39冊がある。中国語版、韓国語版にも翻訳済。NHKワールドでは「Dining with the Chef」のホストを務め、世界に向けて日本料理をプロモートしている。

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