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長崎、五島列島の小値賀島

長崎、五島列島の小値賀島


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ゴールデンウィークに、長崎は五島列島の小値賀島にやってきました。
「美しき日本の残像」という、すばらしきエッセイの著書、アレックス.カーさんが、小値賀の古民家再生を手がけられ、その建物が、宿泊施設になっていると知り、訪ねてみたくなったのです。
島には博多港から夜行のフェリーでくる方法と、佐世保港から高速船でくる方法があります。私たちは佐世保から。
夕暮れ時に着いたので、まずはアレックスさんデザインの古民家レストラン藤松に。

陰翳を生み出すライティングに、漆喰の白壁と黒いむきだしの梁が、美しき空間を創り出しています。
お料理もシンプルで素材を生かし、時代を超えた味のある器に盛り付けられたもの。すてきな時間でした。

おなかがいっぱいになった後は天から落ちてきそうな星のなかをレンタカーにてゲストハウスに。こちらはキッチンがあり、料理もできます。

いやあ!すばらしきスポット。こんな空間を作るために、アレックスさんはどれほどライティングを考え、床の素材を選び、障子から漏れてくる光を計算し、使われる器のひとつひとつを選んだのだろう。空間にポツンと置かれているかKAWAIのピアノの音が、またなんとも可憐でかわいらしき音。みんなで変わりばんこに弾いて、つっかえながらのお笑いコンサートです。

スタイルと魂を感じる心地よい空間を生み出すには根気と勇気が必要です。ピアノを置くのだって、勇気がいる。でも、音楽の存在があってこその特別な空間になっているのだと、アレックスさんは考えられたのだと、そんな気がします。
こんな場所を、小値賀に作り出した人々の情熱に、東京から送っておいた、白ワインで乾杯。
ぜひ北九州を旅される機会ありましたら、小値賀、オススメです。
小値賀ツーリズム

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行正 り香

福岡生まれ。広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍。2007年に、広告代理店を退社。著書に、「だれか来る日のメニュー」、「おうちに帰って、ごはんにしよう。」「19時から作るごはん」など39冊がある。中国語版、韓国語版にも翻訳済。NHKワールドでは「Dining with the Chef」のホストを務め、世界に向けて日本料理をプロモートしている。

2件のフィードバック

  1. こんばんは
    とても風情のある 素敵なところなのですね
    憧れちゃいます♪
    今はなかなか遠出もできないのですが いつかチャンスがあったらパ、パッと出かけられるよう 準備しておこうと思います(笑)
    り香さん たくさん楽しんで またお土産話をアップしてくださいませm(__)m
    それではごきげんようです(*^^*)

  2. 海外も素敵ですが、日本も素敵なところがいっぱいありますね。
    私も、20年近くぶりに沖縄に行こうと思っています。
    千春さんのご家族とご一緒なのかな^ ^。
    楽しい旅を♪

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