思えば18歳のときに福岡の家を出ることとなり、母や父を頼らずに生活をする体験が始まりました。
アメリカ人のお家に住まわせてもらい、掃除をし、買い物を手伝い、20歳からはお料理も仕事の一貫となりました。
お金のやりくりをして、貯金をし、学校の休みは旅行をしました。
いつもお金には困っていたけど、みじめだと感じたことはありません。
きっと「日々の暮らし」そのものが新しく、コーヒーを一杯入れるのでも、上手に掃除機をかけるのも、発見があったからだと思います。
とはいえ、あの頃には二度と戻りたくはないけれど、二度と戻りたくないときがあったから、今があるんだろなぁ。
もっとたくさんのコラムをご覧になりたい方は、ぜひFOOD/DAYSアプリをダウンロードしてみてください!コラムだけでなく組合せのよい三皿献立提案、料理に合うお酒も一緒に毎日配信しています!
行正り香 「今夜の献立、どうしよう? FOOD/DAYS」
2件のフィードバック
二度と戻りたくないから今がある。心に響きました。1988年から3年Californiaに居ました。アメリカの暮らしも自分の家族が一緒だったら今はまた違う発見があるのだろうな…と思いを馳せても…あの頃には戻りたくないし戻れないから…今があるのですね
いやなことは懐かしい思い出になる。時を経て見方も自分も変わる。1969年に留学して、今に至る私にも数々の思い出あり。でも、今は今だけ。知らないことが無限にあるけど、その中の大切なこをを発見し続て行きたいなー。