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ワイン本

ワイン本


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夏が過ぎ去り、金木犀の香る季節となりました。旅から戻ってきてお話をまとめる間もないまま10月末に講談社から出していただく、「今夜のワイン、どうしよう?今夜のゴハン、どうしよう?」という本の執筆に追われてしまいました。

時間があっても、人間というものは締め切りが迫らないと何もできないもの。編集の山本さん(インテリアやもちよりパーティー、いつもいつも素敵な本を作ってくださるすばらしきワイン好きの女性です)にはご迷惑をおかけしながら、書き進めて行きました。

多分今まで書いた本で、もしかしたら一番大変であったかもしれません。漠然とワインについて感じていたこと、発見したことを、みなさまにわかりやすい形にまとめるというのは、想像していたよりずっと大変。書き始めるまでに随分時間がかかりました。

でも、きっとコンビニワインから始めたい方にも、少し詳しくいろんな品種やエリアについて学びたい方にも、ワインを飲みながら料理をしたい、あるいはワインカントリーに旅をしたい方にも、楽しんでいただける本になったのではないかな!!と思っております。

書いている間に、20数年前に戻ったり、ワインカントリーへの旅をしたり、頭の中で様々なことが巡りました。実は大学時代は書くのが大嫌い(そもそも英語が大変)。就職したときに「お前はコピーライターになれ」と配属言い渡されたときは「漢字を忘れたから無理です」と、とんでもない理由で配属チェンジを懇願して、呆れらたほどでした(笑)。

でも、今は書くのが大好き。パソコンのキーボードが熱くなってたまらなくても、ここに点があったほうがいいか、カッコがあったほうがいいか、何度も何度も見返すほど、好きになりました。それは一重に、みなさんが「文章を読むのが好きです」と言ってくださるからです。こんな私が書いた文章を何度も読み返したと言ってくださる方がいる。ならば自分も何度も読み返し、ときに声に出し、そして、その繰り返しに耐えられるほどの文章か?と自問自答しながら、ある意味格闘しているような感じです。

今回の本で一番悩んだのは、ワインの品種に合わせて選ぶジャズピース。たった数行。でもどれだけ悩んだことか。実際にワイン飲みながら、スピーカーから流れてくる音楽を聞いて、あーでもない、こーでもない、、、、、などとやっておりました。

本が出るまでに、何度も何度も読み返し、訂正をするので、本が出た後は、今度は失敗を見つけるのが怖くて、読めなくなってしまうんですよ(笑)。だからあと1回、最終入稿の原稿は、本当に楽しんで読まなくては(笑)。

10月末にはブログチェンジもして、料理やワインのご紹介をするようにリニューアルいたしますよ〜。

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行正 り香

福岡生まれ。広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍。2007年に、広告代理店を退社。著書に、「だれか来る日のメニュー」、「おうちに帰って、ごはんにしよう。」「19時から作るごはん」など39冊がある。中国語版、韓国語版にも翻訳済。NHKワールドでは「Dining with the Chef」のホストを務め、世界に向けて日本料理をプロモートしている。

16件のフィードバック

  1. 待ちに待ったワインの本。楽しみにしてます♡ り香さんの文章はまごころの頃から大好きです。レシピのおまけ、Rika’sメモなんかも隈なく読みこんでしまいます♪
    校了の暁には美味しいワインで乾杯して下さいね。

  2. り香さん、私もり香さんの文章を愛して止まない一人です。
    そして、お話を聞くたびに本当に素晴らしいなぁ…と思います。
    辛い事や大変な事も柔軟に乗り越えて…きっと沢山の大変な思いもされているだろうに、お聞きする時には勇気をもらえます。
    ワイン本、予約しました(^ ^)
    楽しみにしています。

  3. こんにちは!ワインの本、楽しみです‼️り香さんのワイン選びのセンスは本当に素晴らしいと思います!アプリでも「その日のワイン」を会社のお昼休みや近所の酒屋さんなどで探索し、ズバリ!見つけた時の喜び‼️そして美味しい‼️り香さんのおかげで白ワインがとっても好きになりました。そしてますます飲んべえになりました(笑)

    1. あめりさん、うれしいなぁ!ワインを探したりするのが、本当に好きなんです(笑)探して飲んでいただけたら、さらにうれしい。おいしいと感じるポイントは
      食材もワインも、きっと同じかもしれません。あめりさん、かんぱーい!

  4. こんばんは!私も、アメリさんの気持ちわかります!紹介されてたワイン見つけたら、嬉しいです(≧∇≦)b
    そのせいか、最近はワイン飲むことが多くなったような…。今度の本も、もちろん購入します。今日、久しぶりに本屋さんへ行ってきました。高橋みどりさんの新刊の伝言レシピを買ったのですが、これり香さんのレシピも紹介されてるんですね。このシリーズ、ささっと作れるものが多くて好きなんです(*⌒▽⌒*)

  5. 以前イベントでワイン本が出ますと聞いてから、映画の予告編を見たようにワクワクしていました。私も皆さんのように待ち望んでいました!わーい!
    り香さんの、文が大好きです。顔文字や、絵文字の無い文章っていいなと感じるのも、り香さんのFOODDAYSを読みながら感じます。最近は毎日dining with the chefで勉強中。り香さんもちろん、パックンの声も素敵!

  6. り香さんのレシピ本を好きな理由は作り易いレシピそのものも然る事ながら、料理にまつわるエピソードの表現に心ろ惹かれるからでしょうか。読むたびに元気になるような、あーこんな生活の楽しみ方があるんだな、こんな風に考えれば楽なんだな、と気づかせてくれる。忙しい日常を、豊かにしてくれる力があると思います。
    肩の力の抜けた文章と思っていましたが、その裏で格闘されていたとは、本当に頭が下がります。

    これからもお元気に活躍なさってくださいね。応援してます!

  7. ますます り香さんのお人柄を感じられる文章が、好きになりそうです。

    ワインを気軽に楽しめるようになりたいなぁと思ったのは り香さんのお陰です。
    ワイン本楽しみにしていますね。

  8. いよいよ完成なんですね!以前に出された「ワインパーティーをしよう」も好きで、ワインやお料理を参考にさせてもらったり、インテリアやテーブルコーディネートを参考にさせてもらったり。そしてちょっと疲れた時に、り香さんの書かれた言葉が私を勇気付けてくれます。来月のワインの本の発売、楽しみにお待ちしております。

  9. り香さん、おはようございまーす!ワインの本、楽しみです。私もり香さんのご本は、レシピだけじゃなくてエッセイ的なものを読むのが大好きです。今でもだれか来る日のメニューとか、おうちに帰ってごはんにしようとか、昔のも読み返してむふふとにやけてますよ!本もうボロボロです!!ははは。私は普段はビール(本物じゃないやつ)の後に、紙パック白ワインに氷入れて飲んでるんです。とりあえず酔えたらいいか~って感じで。でも大事に選んだら、大事に飲んで、アホほど飲むのがおさえられそうですよね。もうすぐ43歳やし、そろそろ大人な飲み方ができるように、絶対新刊買いますね~♡
    ほな!

  10. ワイン本、楽しみです!!
    実は明日から初めての手術入院ということでちょっとドキドキですが、10月末に本と会えるのを楽しみに乗り切りたいと思います♪
    今回、初めて子ども達を家に残して行くのですが、こんなに大変かつ心配なものなのですね。り香さんもご出張など、いつもさぞかし大変なのでしょうね。
    でも、おかげでこちらは楽しみたくさん、ありがたいです。
    丹精込めて作って下さった本、今からわくわく心待ちにしています!

    1. すみれさん。入院なさるんですね!でも戻ってきたら、お子さま大成長ですよ。手術、がんばってくださいね。そして好きなテレビをみたりできますよう!!ゆっくりできますよう。
      きっとたくさんのことを発見されて、また毎日が楽しくなるのかもしれません。フレーフレー!

  11. り香さんの新刊、本当に楽しみでなりません!
    り香さんの本を早く手にして、秋の夜長に楽しむワインと音楽を見つけたいです!!

  12. 「飲みながらお料理をしたい人」
    まさに私です! 子供が大きくなって、夕方余裕ができて、
    音楽をかけ、ワインを飲みながらお料理をするのが、至福の時間なのです。
    たとえ主人に、キッチンドリンカーと言われようとも!!
    以前、NHKの番組か何かで、ともかりえさんがお母さんのミートソースレシピを
    り香さんのキッチンで紹介していたのを観ました。
    そこで、り香さんと二人でワインを飲みながらお料理を楽しんでいると聞いて、
    とても羨ましかったです。
    ワイン本、楽しみにしています。

  13. り香さん、お疲れさまです!
    いよいよ今月末に発売なんですね!!

    私もり香さんの文が大好きな1人です。

    やさしさグルグルの中の
    後輩が上司に怒られていて、上司の方がお腹が空いてるのかと思っておせんべいをあげたら、余計に後輩が怒られてしまったお話、、
    なんだか光景が目に浮かんでしまって、、
    大好きです。

    ワイン本、首キリンで待ってま~す\(^o^)/

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