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ジェノバ/バジルパスタ

ジェノバ/バジルパスタ


夏、それも二回、イタリアのジェノバのレストラン、Da Mariaで同じバジルのパスタを食べました。一度は大学時代の友人が連れていってくれたとき。もう一回はフィレンツェからカンヌまで列車で移動しようとしてストにあってしまい、ジェノバで2時間ほど時間ができて、どうしても同じレストランを探し当てたかったとき。

「バジルパスタのおいしいレストランで、おばあさんがやっているお店はありませんか?」と、観光所に3つほどレストランを教えてもらったのだけど、なんとなくここではないか、、、と思って行ったら、そのレストランであったとき。感動したな。多分人生で一番感動レストラン。おじいさんがかわいくって、多分この人は毎日きていて、毎日同じ席に座って新聞を読んでいるのかな、と思ったものでした。日本に戻ってきたとき、どうしてもこのパスタの味が再現してみたくて、何度か作ってみました。それがこちらのレシピです。

初めて食べたときは、それはショックを受けるほどのおいしさ。二回目食べたときは、同じ場所でこられたことの奇跡に感謝して、それまたショックを受けるほどのおいしさで。あれから何年も経ってしまったけれど、レストランはどうなったのかな。また通りかかることがあったら、本当に行ってみたい。ここに行くためだけに旅をするのでもいいな、と思う夏の午後です。今日はこのパスタを作ってみようかな。ぜひみなさまも、お試しください。生クリームを入れるのがポイントです。

ジェノバ/バジルパスタ

Serves: 4人分

やっぱりイタリアの白とよく合いますね〜。
材料
  • ◯ バジルソース − 1/2カップ
  • ◯ 生クリーム − 1/2カップ
  • ◯ リングィーネ − 320g分

  • 《ソース》
  • ◯ バジル葉 − ぐっとおして2カップ分
  • ◯ ペコリーノロマーノチーズまたはパルメザンチーズ − 50g
  • ◯ E.V.オリーブオイル − 1/2カップ
  • ◯ 松の実 − 40g
  • ┗ またはアーモンドペーストでもよい − 1袋分(製菓用)
  • ◯ 塩 小さじ1/2

つくり方
  1. ① バジルソースを作る。ミキサーにバジルの葉、1cm角に切ったペコリーノロマーノ(またはパルメザンチーズ)オリーブオイル、松のみまたはアーモンドペースト、塩を入れて全体を混ぜる。
  2. * タッパに入れてとっておく。半分は冷凍するとよい。
  3. ② 沸騰したお湯でパスタを茹ではじめる(2リットルのお湯に塩大さじ2は入れて茹でるのがポイント)。1分短めでタイマーをセットするのがコツ。9分と表示されていたら8分にタイマーをセットして、ゆで過ぎを防ぐ。ボールにはバジルソースと生クリームを入れてあわせておく。
  4. ③ ゆで上がったらパスタの水をよく切ってお皿にのせ、②のクリームをたっぷりかける。全体を和えていただく。
 


行正 り香

行正 り香

福岡生まれ。広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍。2007年に、広告代理店を退社。著書に、「だれか来る日のメニュー」、「おうちに帰って、ごはんにしよう。」「19時から作るごはん」など39冊がある。中国語版、韓国語版にも翻訳済。NHKワールドでは「Dining with the Chef」のホストを務め、世界に向けて日本料理をプロモートしている。

8件のフィードバック

  1. 行正さん、こんにちは^_^
    毎日、楽しくブログ読ませていただいています。先日の写真を撮ることの記事も、わかるわかる!と頷いて読んでしまいました(笑)私もついつい、撮るのがおっくうになってしまうのですが、やっぱり撮って良かった!って後から思います。
    最近、やさしさグルグルを何度も読み返しています。というのも、私事なんですが、今第二子妊娠に伴って前置胎盤という症状で、一ヶ月以上入院しております。これから出産まで、さらにあと二ヶ月の入院となっていて、さすがに気分が落ち込んだり、余計な心配事を考えてしまうことも。そんな時に、行正さんの本を読んで、元気をもらっています!あと二ヶ月なんて、もう少し、ゴールは見えているんだから、と読むたびに救われています。この場をかりて、お礼を言わせて下さい!素敵な文章を、いつもありがとうございます。

    1. あと二ヶ月ですかあ!もうすぐ赤ちゃんに会えるなら、ベットに紐付け、がんばって〜。私の本を病院に持って行ってくれて
      うれしいです。ありがとうございます。そういえば、私は生まれる前に「今日の夜は何を食べようか」すごく考えていた(笑)
      帝王切開手術だったので、まんがいちがあったら、後悔したくないからと、母のよしこに「手術前日はコロッケ、その前はハンバーグ、その前はいしもちの唐揚げ、その前は、ステーキ、」と
      表にして渡して毎日作ってもらいました。おいしかったぁ。

  2. り香さん、こんにちは!昨年、こちらのブログのコメントで「映画her」の言葉を送っていただいた、あっこです。いつもいつも、元気もらっています。
    今、かなり悩んでいまして・・・コメントに残るのもどうか、と思いましたが思い切って相談させてください^^
    遠距離の人を好きになってしまったのですが(メールを1カ月続けていて、タイミング合わずまだ会っていません)、その間に彼女ができてしまったらしく(友達だと思っていた人から告白されたと)。。普通なら次!次!と行けるのですが、「まだ会っていない」ということがネックで踏ん切りがつきません。彼は、「ともだちとしてずっと仲良くしていきたい、近くに来ることがあればメシ行こう!」と言ってくれています。今後友達と接するのか、追いかけるのか・・・(ちなみに、彼はノリがよい福岡男児です)
    私も26歳。もう燃えるような追っかけるような恋は終わって、そろそろ落ち着きたいのですが。。今、こんな状態になっちゃいました。いい恋愛・結婚・出会いのためには、何が大切なのでしょうか?行き詰まり女子に(笑)、アドバイスいただけますと幸いです。

    1. あっこさん、こんにちは。かわいいコメント、勇気あるコメント、うれしいなぁ。行き詰まり女子は、女子はおばあさんになっても、
      やっぱりどこか女の子(笑)だから、いつまでもこういうかわいい悩みを持っていたいなあ。
      まずですね、こういう恋の悩みがあることが、羨ましい(笑)。しかも26才、まだまだこれから。それまた羨ましい。
      互いに望みあっていっしょになっても、そこから山あり谷ありですから、ある意味、ピーク前に互いが望みあっていないのならば、NEXT!!といさぎよく行くのも
      かっこいいかもしれません。相手が「やっぱりあっこさん」と思えば、そのときまた何かあるかもしれませんが、出会って素敵な時間を共有だけただけでも
      本当にすてきなことだなぁ、と。パブロ・ネルーダという映画「イル・ポスティーノ」に登場した詩人が
      Love is so short. Forgetting is so long. という一句を書いていました。愛をたくさん体験した詩人でもそうなのだから、
      凡人ならばForgetting is forever,でも仕方ない(笑)。でもso shortなLoveでも、一生心に残ったら、すてきなんですよ〜。きっと。
      がんばれー、あっこさん。

      1. り香さん、ご返事ありがとうございます(^_^)すごーくうれしいです!!
        よーく考えてみたのですが、やはり年内に一回は会いに行ってみようかなと。笑 会ってみないことには、わからないので(^ ^)
        それから、今後のことは考えてみようかな!
        よい人は周りにたくさんいると思うけど、やってみて確かめないと気が済まなくて、うやむやな気持ちのまま次に進めないのが、ほんと私らしいというか。。
        恋愛も、理想があって、そこから逆算するものなのでしょうか?いやー、ほんとり香さんが上司とか友達ならなぁ!また、どこかで恋愛についてのブログ書いてください(^_^)

  3. り香さん、イタリア•フィレンツェよりこんにちは!旅の途中の投稿です。ジェノバには行けませんでしたが、Veronaにて、り香さんオススメのアグリツーリズモDelo Relaisに2泊しました。宿のご主人にり香さんのブログを見て訪ねてきたと伝えたら、Rika is fantastic, I like her so muchと大変喜んでいました。他の国から来たゲストの方々にもり香さんの話を延々としていたほどでしたよ。葡萄畑と丘に囲まれた緑深い素敵な宿でした。オススメの通りタクシーで行きましたが、お宿のご主人のアドバイスによればレンタカーを手に入れた方が周辺散策を楽しめそうです^ ^

    1. わあ!行かれたんですね!わたしも行きたいなあ(*^_^*)車でいろいろ回れたら,いちばん、すてき(*^_^*)

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